摩訶般若波羅蜜経序品第一
七、声聞・辟支仏に勝れるために般若波羅蜜を学ぶべきことを説く
| 舍利弗。菩薩摩訶薩應如是學般若波羅蜜。 復次舍利弗。菩薩摩訶薩欲上菩薩位。當學般若波羅蜜。 |
舎利弗よ、菩薩摩訶薩はまさに次のように般若波羅蜜を学ぶべきである。 また次に舍利弗。菩薩摩訶薩が菩薩の位に上りたいなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。 |
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欲過聲聞辟支佛地住阿惟越致地。當學般若波羅蜜。 |
声聞、辟支仏(プラティエーカ・ブッダ、仏の指導によらずに悟りをひらき、他人に説かない聖者)の境地を通過して阿惟越致(アヴァィヴァルティ、菩薩の不退転の位)の境地にありたいなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。 |
| 菩薩摩訶薩。欲住六神通。當學般若波羅蜜。 | 菩薩摩訶薩が六神通(如意神足通・天眼通・天耳通・宿命通・他心通・漏尽通、往生品第四に詳説する)に至りたいなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。 |
| 欲知一切眾生意所趣向。當學般若波羅蜜。 | 〈他心通よりも広大に〉一切の衆生の心の趣向する所を知りたいと思うなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。 |
| 菩薩摩訶薩欲勝一切聲聞辟支佛智慧。當學般若波羅蜜。 | 菩薩摩訶薩が一切の声聞・辟支仏よりも勝れた智慧を求めるなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。 |
| 欲得諸陀羅尼門諸三昧門。當學般若波羅蜜。 | 諸々の陀羅尼門(広乗品第十九に詳説す)・諸々の三昧門を得たいなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。 |
| 一切求聲聞辟支佛人布施時。欲以隨喜心過其上者。當學般若波羅蜜。 | 一切の声聞・辟支仏〈の境地〉を求める人が布施する時に、随喜心によってその上に過ぎ行きたくなったなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。 |
| 一切求聲聞辟支佛人持戒時。欲以隨喜心過其上者。當學般若波羅蜜。 | 一切の声聞・辟支仏〈の境地〉を求める人が持戒する時に、随喜心によってその上に過ぎ行きたくなったなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。 |
| 一切求聲聞辟支佛人。三昧智慧解脫解脫知見。欲以隨喜心過其上者。當學般若波羅蜜。 | 一切の声聞・辟支仏〈の境地〉を求める人が三昧・智慧解脱・解脱知見〈において〉、随喜心によってその上〈の境地〉に過ぎ行きたくなったなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。 |
| 一切求聲聞辟支佛人。諸禪定解脫三昧。欲以隨喜心過其上者。當學般若波羅蜜。 | 一切の声聞・辟支仏〈の境地〉を求める人が、諸々の禅定・解脱三昧〈において〉、随喜心によってその上〈の境地〉に過ぎ行きたくなったなら、まさに般若波羅蜜を学ぶべきである。 |
著作 アルキメデスの館